太田研究室  OTA Laboratory

進行中の研究(1-2)


徳の倫理の視点からの看護師の患者との関わりの検討− よい関わりの要素の抽出―(承認番号16-134)
2019月6月19日現在

本研究は、インタビュー調査を完了し、現在、その内容分析を進めている。
<研究組織>
研究責任者:太田勝正
研究主担当:籠玲子(博士後期課程)
<研究期間>H29年3月〜H30年3月
<概要>
看護倫理の1つである徳の倫理の立場では、 道徳的な性格に関心を向け、「どのような人がよい人か」を問う。 看護師の行動をかりたてる動機は、原則やルールのみでなく、 対象への願いなど、看護師のmoral agentとしての「その人」 の部分が重要であることが指摘されている。
看護師からみたよい看護師に関する研究において、 看護師がよいと判断する根拠が、内的基準に依拠しており、 それは揺らぐ可能性があることが示唆されている。病院の環境、 患者の状況により、 看護師に求める態度や行動は変化すると考えられ、 看護における価値の基盤を提供する看護倫理の視点を通して、 患者との関わりを振り返ることができれば、 患者との関わりの改善につながると考える。
看護師と患者との関わりを振り返る視点を明らかにし、 看護師がよいと判断する外的基準としてのチェックリストを作成す ることは、 看護師が患者とのよい関わりを構築する上で有用であると考える。
本研究は、第一段階として、 看護師が患者とよい関わりができているときの具体的な要素を明ら かにし、チェックリスト原案を作成し、第二段階として、 その有用性、信頼性、妥当性を確認するための調査を行い、 看護師と患者との関わりのチェックリストを作成する。今回は、 第一段階として、 看護師と患者との良い関わりについて半構造化面接を行う。

主任看護師による人材育成行動の自己点検ツールの開発(1):フォーカスグループインタビューによる自己点検ツール原案の作成(承認番号16−146)
29年5月12日
<研究組織>
研究責任者:太田勝正
研究主担当:嶋ア和代(博士後期課程)
<研究期間>H29年5月〜H33年3月
<概要>
本研究は,看護師の育成に大きくかかわっている中間管理職の主任について、新人等の人材育成に伴う問題点を自ら確認できる自己点検ツールを開発し、より効果的な人材育成に資することを目的とする。
第一段階の対象施設は、東海地区の病院に勤務する主任経験1年以上の主任とし、フォーカスグループインタビューによって、人材育成に関する経験や考え方を尋ね、その中から人材育成に必要かつ有用な要素を抽出する。
その結果をもとに作成したチェックリスト案を第2段階の専門家パネルを対象としたデルファイ調査に準じた調査研究により、項目を精選し、チェックリストを完成させる。
<同意の撤回について>
調査時には、調査協力に同意された場合でも、いつでも途中で撤回することができ、調査の途中であっても撤回または中止することができ,その際にはいかなる不利益も受けないことを説明する。
インタビューにおいては、インタビュー途中であっても、同意撤回の申し出があれば、インタビュー内容を削除およびデータを破棄することとする。ただし,すでに論文などで公表された部分については破棄できないことを説明する。